今日で四日目だ。
8月19日に私は目的地Aを定めた。
目的地Aのネーミングは恩蔵さん。
名付けられたことで、これは形をもった。
目的地Aの正体はなんだかわからない。
今のところどういう風にめざせばいいのかだけはわかる。
毎日一歩ずつ歩く。
目的地Aを目指していても、Cにたどり着いてしまうこともあるという。
けれど、初めからCを目指さないし、Cなんて知らない。BだってDだってしらない。
Cなんてない。
あるのは今は、目的地Aだけ。Aが見えているわけではないのに、それはある。
この「目的地A」について考える。
できるんだろうか、そんなこと。
人生と作品。その習作のようでもある。