2009/02/24

腹が減るからふりかえるな

オランダからきたみゆきさんの友人エレーナ夫婦と池上さんの研究室の方々がICCにいくというので途中から合流するね、と約束するも、休館日でありました。。
渋谷でみんなで食事するというのでそちらへいく。
なんだか久しぶりにきもちよくよっぱらって正体なくしたみたい。。千鳥足じゃなかったけど記憶があいまい。良子さんに途中よっぱらってますね〜って何度もいわれたのセカンド自分は上からみてたんだけどな。

気づいたらセンター街のスニーカーとかうってる靴屋の上の大型テレビに、マリアさんがいた。みんなで見上げた。

ひさびさにたのしいよっぱらい。
真のよっぱらい。よっぱらいってたのしい。

今までだったらみんながそんなによってないのに一人で酔っぱらうことを反省したりしたけど、もうしないことに決めた。今日から。
腹が減るからふりかえるな。ってこと。

2009/02/22

222222

わあ、2月22日の2:22のデジタル時計と目があったよ!

2009/02/20

夜更けすぎに

yahoo!天気チームのブログで雪がふるというので6じごろ目覚めた時、外をみたらうーっすらつもっていた。
8時にはあたたかい雨が溶かしてしまったけれど、今年は多分これが最初で最後のふりつもった雪だったろう。

昨日は街中で初めて仕事のスカウトを受けた。
と、こうして書くと風俗?とか思われるかもしれないけど、
生命保険会社の本社勤務の女性を募集してるとかなんとか。
おなかがすいてたので適性検査を受けるという名目で見ず知らずのおばさまにコージーコーナーの海の幸ドリアをごちそうになる。
こういうこと、昔だったらできなかったな。

その後くらげのところで実験バイトして池袋でご飯たべて帰りました。

2009/02/18

その時歴史はうごいた

松平さん、むかしすごく好きだったんだよね、小学生くらいのころ。
ヨガから帰って久々にテレビでもつけたら今日は原水爆禁止世界大会の成り立ちについてやっていた。途中からだけど、杉並区の母親たちの署名運動から始まったとのこと。
昭和30年8月6日に第一回世界大会が実現。

私が母に連れられていったのは小6の夏だったと思う。だから、第34回世界大会だったのかな。
広島、似島、いろいろ回って、私はダイインするのがなんか好きだな、とか思うだけの不届きなこどもだったけれども、あのころ戦争と平和について考えるのは我が家にとっては当たり前のことだった。

そんなことを突然思い出させてくれた松平さん。(というかNHK)

とテレビを見ながら、早すぎる春キャベツでコールスローというか、千切りを塩揉みしてオリーブオイルと胡椒であえたもの、とスーパーのかにクリームコロッケを食べた。

2009/02/16

お菓子

週末に両親と東鷲宮の百観音温泉へ。
大自然の中でもなく、ただの田舎の住宅地、なんの情緒もない感じがなんとも埼玉って感じでなじみ深い。
それでも、お湯は潤沢でかけ流し、露天には青空が広がってさまざまな年代の女の人の体がおおらかにあった。15時くらい、けっこうな人数がいたけれど全然狭い感じがせず、かといってだだぴろい感じもしない、ちょうどいい距離感、これってすごく普通のつくりに見えるけど設計が成功しているってことなのかもしれない。岩の置き方一つで人の収まる場所がきまってるのかもしれない。
風呂にいる女の人はさまざまで女の話をしている。仕事、恋愛、家庭の内情。
泣いている人もふたりもいた。

私はそこで初めてのアカスリを体験。(母に出してもらった。。)
なんとも衝撃の激しさ。裸でどこをこすられるかわからないのってこわい。
45分がなんと長く感じられたことか。予想できないことと刺激がつよいことで時間の密度はたかまるのか?っていう仮説までたててしまったことだよ。

帰り、わたしは湘南新宿ラインで新宿まで一本で出るために両親と駅で電車をまつことになって、その日はバレンタインデーだったのにも関わらず前日にお金をなくした私は父にチョコレート一つ買えず、借りたお金を持って駅のキオスクでガルボとトッポを買い父にわたす。なさけない。けど、なんとなく駅のいすに座って親子三人駄菓子をたべるのは楽しかった。そんなチョコをおいしいって食べる両親をみて、いかにも、この人たちがわたしの両親なんだな〜とつくづく思った。その時間はわたしにとってはなんだかちょっと幸せな感じがした。やるせなく、けどあたたかい感じ。
チョコをたべてたら母がしょっぱいものが食べたいというのでじゃがりこを追加で買ってジャガリコジャガリコって食べた。両親ともに、おいしいわね〜、くふうしてるわね〜、これたいしたジャガイモの量つかってないのにね〜、とあいかわらずヤギ家的な会話。

新宿に移動。
おんぞうさんとご飯をたべる。
なんだかとってもたのしかった。
おんぞうさんの新しい研究について、わたしも夢をみる。
そしてあまり人に軽々しく確認できない危機の時の自由意志について、なんと見解が同じだったことに感動する。
そしてそして、おんぞうさんは、わたしの作品が存在の仕方にかかわるものだと、まるで私がここ数日考えてたことをしってたかのように、いった。

わたしはもっとオープンに平らになにもない感じになりたいのだった、そういえば、いつでも。と、これはたった今おもったこと。

2009/02/14

風の谷がまた。
春一番っていい響き。

今夜は家の中に外のにおいが混じる。

Bridge the Gap?
っていうけどさ、橋の下は実は川が流れてなくってさ、歩いてわたれたりして。橋がかからなくてもあるいてさ。
記憶、物語性、似てる、近い、みんな同じこと考えてる。っていうけれど、みんなっていうときのみんなって、すべての人だよ、選ばれたみんなではなく。
近いといえば近くなるし、関係ないと思えば関係ないのだ、言葉で表現されるもののキケン。
それは本当に似てるのか、近いのか、みんななのか、記憶って何をさす?
あ、でもそれはどうでもいいのか。近いと思いたいのであればなんでも。

2009/02/10

ぴあ

ぴあを久方ぶりに買った。何年ぶり?大学生のころはよく買っていたなあ。
高校生のころはぴあの紙質が油抜き(油絵科の受験生が絵を早く仕上げるため、油絵の具を紙などに塗り、油をぬいて乾きを早めること。)に最適だって、先生が推奨してたなあ。

予備校のころからの友人から今日電話があり、1月末で仕事をやめたとのこと。
新しい仕事は一大決心の末、映画の背景の絵を描く仕事についたという。
年収は今までの半分以下だそう。
それでも、よかったと思う。絵を描くことにこころを残してわすれられなくて死んだように生きる彼女をみるのはつらかった。ずっと。

2009/02/09

詩人について

表現をする人は、万人に語りかけているように見せて、たったひとりの届く人へと言葉を運ぶことができるのだ、その方法を持っている人が表現をする人、ということなのかもしれない。

エル・スール

南へ

1957年秋、南へ。
物語の語られ方。

2009/02/08

ニンジンとジャガイモ

ニンジンとクミンのペースト
ジャガイモとキャラウェイのペースト
をつくった。
ニンジンの方はオイルの乳化作用に感激。
アルルでライ麦と全粒粉でできたパンにのせてたべたら
なんとおいしいことか。

2009/02/07

マリア

マリアさんのこと
思い出した。

マリアさん
最後は
少しだけ、
楽しい気分になった?
その瞬間のあなたが幸せであったことを思い浮かべて。

2009/02/05

ロッタリー2

■□■申込結果のご案内■□■
この度は本ツアーへご応募をいただき、厚く御礼申し上げます。

今回は多数の応募があり、抽選となりました。
厳正なる抽選の結果、
誠に残念ながら今回は当選されませんでしたのでご通知申し上げます。

今後第3期の募集、奄美大島観測ツアー、中国・上海観測ツアーも発売を
予定しておりますので、再度ご検討くださいますよう、お願い申し上げます。
抽選内容に関するご質問にはお答え出来ません。何卒ご容赦ください。

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ざんねんむねん

ミツバチのささやき

この手の映画はぜったいにビデオじゃDVDでみたくない。でもなかなか映画館で観られるチャンスもない。
だからようやく気分と時間と映画が同じ時にめぐりあわせた日。

いい映画だった。好きな映画。一つの旅をしたような、そんな気分。
大切な風景をみたような。
見せ方、演出、映像、俳優、よくできていて、丁寧ですてきだった。
フランケンシュタインが本当にでてくるのは、ありなのか?
あれは出てこなそうな展開なのにもかかわらずでてきちゃうのがいいよ。
だってちょっとよけいっぽいあの質感。

制作は73年で日本公開は85年。
1940年のカスティリーヤ地方のある村のお話。
時間。

エルスールは来週だから見に行ってみよう。
マルメロの陽光がどうしてもみたいけどこれは映画館でやってるの、観たことないなあ。アントニオロペス、10代のころすきだった画家。

ロシュフォールの恋人たち

某ゲーム会社でイラストレーターをしてた時、隣の席のデザイナーさんがこの映画のサントラを貸してくれてイヤホンからヘビロテでのりのりで絵を描いていました。ルグランさいこーとかって。
だから曲は全部覚えていて、今回初めて本家の映画を観て、やっと映像が付与されたという感じ。

デジタルリマスター版ということで、色があざやか、ポップですべてがかわいい。
ドヌーブはお人形のよう。
ミュージカル映画なので突然歌ったり踊ったりするんだけどそこに違和感のない全体的に現実離れしたような世界。フランスだからそうみえるのかな。なんていうか、観てると自然にわらいがこみ上げてくる。

フランス語だから何もわからず聴いてたけど訳を初めて知って、
「バラバラ殺人があったんだって、昨日赤毛のダンサーがころされたって、まあ怖い」とか
「男はなんですぐ寝たいっていうの?結婚してといってくれないの?」「それのどこが悪いんだ、キスさせておくれよ」とか
「ぼくの名前がダムなんてへんな名前だから彼女はいらだってメキシコ人と結婚してしまったのさ、ああ、10年間、ずっとわすれられない」「彼の名前がへんな名前で私はそれに耐えられなかった、マダム・ダムなんて絶対にイヤ!」とか
そんなんばっかで、笑えた。わたしはそんな可笑しな歌詞のフランス語をきいてたんだ…。

なんていうか、世界全体が経済成長期の頂点を極める前の、成功を目指す明るい感じが全体にみなぎっていて、こういう時代が確かにあったんだな、と思った。それに対して今がどうあるのか、時代の大きな流れみたいなのを俯瞰したような気分になった。

2009/02/04

うそ

10代の頃、予備校の友人である村瀬さんがどういういきさつでか、私に送ってくれた詩を時々思い出す。

ぼくはきっとうそをつくだろう
おかあさんはうそをつくなというけど
おかあさんもうそをついたことがあって
うそはくるしいとしっているから
そういうんだとおもう
いっていることはうそでも
うそをつくきもちはほんとうなんだ
うそでしかいえないほんとうのことがある
いぬだってもしくちがきけたら
うそをつくんじゃないかしら
うそをついてもうそがばれても
ぼくはあやまらない
あやまってすむようなうそはつかない
だれもしらなくてもじぶんはしっているから
ぼくはうそといっしょにいきていく
どうしてもうそがつけなくなるまで
いつもほんとうにあこがれながら
ぼくはなんどでもうそをつくだろう

 『はだか 谷川俊太郎詩集』筑摩書房1988


まほう

世代差
性差
属している集団の文化の差

そういう差においてまほうは効力をもつのだと思う。

キャラメル

ユーロスペースにてキャラメルを観る。
レバノンの若い女性監督の映画。

イスラム教と思ってたらマリア様にお祈りしてた。アラビア語?フランス語?レバノンの文化的ベースがどんなものなのか、私の想像の範囲を超えてる。
でも、西洋が入っていることは確かで、このカントクのまなざしは境界を見つめつつ西洋的だ。

話の構造が素朴だから物足りないと言えてしまう観点ではなく、中東の女性でしか得られない視線というものはどこに表れてるんだろうって思った。
かつてマフマルバフやジャリリやキアロスタミの映画が入って来た時に私たちが見せてもらったのは西洋ではない物事のありようや物事を見通すやり方だったような気がする。小津映画もそんな感じがある。この映画からは特別そんな感じは受けない。
ここはベイルート。都会の女子のかわいさとかけなげさとか強さとかがストーリーの軸にあって、それは世界共通の質感をもつかのように親しみ深い。それでも映画は細部に地域性をもっていて日本の片隅にいるわたしからみたら人間の豪快さやいい加減さ、部屋の乱雑さや景色の抜け感にほれぼれしたり。

そういえば去年みたやはり若いイラン人女性監督のアニメペルセポリスも本当に秀逸だった。

2009/02/02

ザ・マジックアワー

昨日は公演の打ち上げ。今回もたくさんの素敵な人と友達になった。たくさんワインをのんでおしゃべりも楽しい。でも、どことなくここにはいない浮遊感があり。

映画をどうしても欲していて、まずは今日の仕事帰りに三谷幸喜の「ザ・マジックアワー」を早稲田松竹で。
愛を感じる映画だった。おもしろかった。ラスト最高。(なんてつまらない感想しかいえないんだろう)
マジックアワーって夕暮れの一瞬の時間のことをいうんだって。大好きな時間。4月の7時ぐらいの空、桜が一番きれいな時間。オレンジと紫と藍の時間。

すべてが終わったようで、不安。でもたくさん眠れるし、食欲もあるし、笑っていられるし、ビールもおいしい。
笑う角には福がくるんだっていうから。

2009/02/01

ショッピング

一念発起してヨガにいく。
ヨガで元気になって、バーゲン最終にすべりこみセーフ。その気もなかったのに散財した。

新宿に好きな店があって、秋口以来久々に行くと、なんと2月で店をたたむという。
個人のお店かと思いきや、大きな会社の資本によるお店だったらしく、当初小さかった会社が大きくなったおかげでコンサルタントがつき、よくわからない会議やトータルコーディネートの提案など店舗以外での意味のわからない仕事がどんどん増えてストレスで子宮系の病気、帯状疱疹など体にきてしまったんだそう。それでやめようとおもったって。
関西弁ののんびりした口調でわたしは彼女の接客は好きだった。もう一人の男の子もとても感じのいい接客で本当に服やおしゃれを愛してる人たちだった。わたしもこないだ仕事やめたんだ、なんか時間のむだだと思って、といったら「そうだよねー、人生楽しくなきゃね。いい人生にしたいよね」といってくれた。今の私にはすごくありがたかった。彼女は「今後は喫茶店でバイトしてみたいと思ってるんだー」って笑顔でいった。
いつかまたどこかで会えたらいいけど、彼女も彼も、きっともう会えないのだろう。

そういうのも背中をおして、その店できれいなうすむらさき色のダウンジャケットとブラジルからきた濃いパープルのエナメルのパンプスを買った。
2年くらい前にこの店で同じブランドのミントグリーンのダウンベストを買ったのだけど、今度のは腕がついてるし、いっかって自分に言い訳。

それにしても買い物すると気持ちがもりあがる。それに会いたい人に最後のタイミングであえて、いいものも買えたとなるとますますだ。

いきおいづいて、セーターと、フープピアスを買った。23時に帰宅。ずいぶんと元気じゃんって自分に満足。
えせカルボナーラとビールで夕食をとって、
なかなかひさびさの休日らしい日におちついたきがする。よかった。