2013/01/28

ホームで音楽をきいてるひと

西川さんがホームで音楽を聞いてた。おつかれさまと言ってさっき別れた続きの会社がえりのサラリーマンの顔はそこにはなかった。私はあまり音楽を聞かないから、そうやって日々音楽を聞く事が尊いように、その瞬間、見えて、私がアートを選んでしまっているのは帰り道にひとりで音楽を聞く事が尊いというところにたどり着くような道筋生きてこなかったからだ、と思った。私にとってのアートはあの西川さんにとっての音楽みたいなものだろう、と思えた。人々はそういうものをそれぞれにもっていると思う。