2009/03/10

寿司

今日バイト先で友人にきいた話。

シベリア抑留中のひもじい日本人がどうやって生き抜いたか。
寿司職人だった人がいて、その人が「今日はなにを握るかい?」「俺、中トロ!」「俺は鯛!」
とかいって、架空の寿司を食べて満足して、楽しんだ人たちは生き残ったんだって。

つらい現実を
「なんでこんことになっちまったんだ?」「ここから抜け出すにはどうしたいいんだ?」
と考えるんじゃなくって、
「寿司といえば、そうだなあ、この季節なら新子か?」
なんて空想して、にやにやしている人が生き残れる。

その場が楽しいこと、そうなるための工夫、生きるために最も必要なもん。