企業は
ハケンやアルバイト等の非セーキコヨウよりも、
セーキコヨウで
- 残業つけない
- 不景気になったら突然クビにする
というのが一番安く済む。
セーキコヨウ=安定
という幻想の元に少々の不満は押さえ込めるし、クビにするのは実際は簡単だ。
この幻想は特に私たちの両親の世代にとってはほとんど義務教育のように当たり前のことであって、その世代の子供である私たちがセーキコヨウになれば無条件によろこんでくれる。親にとってはセーキコヨウ印の船は絶対に難破しない、嵐の海も渡ってゆける大型客船なのだ。
でも、セーキコヨウに初めてなってわかったのは、非セーキコヨウと同じくらいグラグラしているってこと。
要は、どのボートにのっても乗組員個人が足元のバランスを取らなければいけない、ということだ。
船から船へ、海から海へ。渡っていくと思えば楽しいじゃないか。
それに本当は自分でボートを作ってみたりもできるのだろう。
筏や丸太をくりぬいたのから佐渡汽船おけさ丸やジェットフォイルみたいなの、タイタニック、、いろいろだ。
時速なんとかノットで進むもの、オランダの河に浮かぶ住居用ボートのようにただ浮かんでいるもの、井の頭公園の白鳥、、スピードだっていろいろ。
どんなボートを、自分だったら、つくりたいのか。
ボートについて勉強したりしてみようか。